初段をめざす賢い将棋上達法将棋上達法 《初段を目指す》将棋いろいろ・コラム
 ◎将棋川柳 ◎待ち駒は卑怯? ◎駒落ちと手合い割 ◎将棋格言 ◎段級の目安…

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将棋いろいろ・コラム

 このコーナーは将棋に関する知識や情報、考え方などをコラム風にまとめたものです。

 本サイトは当初、@将棋上達法、A将棋入門、B入門その後、C初心者講座1、D初心者講座2、E歴史・プロの世界、の6本立てでスタートしましたが、そのジャンル分けからはみ出すいくつかの重要なテーマもあります。

 「いろいろ・コラム」は、そうした6つの構成からはみ出した記事をアラカルト(一品料理)としてここに提供するものです。将棋をあまりご存知ない方向けから、初段に近い方向けのものまで、いろいろミックスされたコーナーですが、興味のあるテーマが見つかりましたらご覧ください。

王手は言わないといけない?
将棋川柳は面白い/ヘボ将棋王より飛車を…
負けて覚える将棋かな―私の超ヘボ時代
待ち駒は卑怯か?―終盤の将棋3格言
歩三兵(上手二歩あり)の将棋
駒落ちのルールと手合割、心がまえ
将棋のレーティング方式について
好きな将棋の駒と性格、棋風
将棋と囲碁/面白さと難しさの比較
負けると悔しい将棋。囲碁はクール
駒の損得と点数化による形勢判断
将棋格言は役立つ?役立たない?
駒の使い方や手筋、寄せに関する格言
段級の目安/アマ最高峰は八段、スタートは10級?

各ページの詳しい内容は下段へ
 

昔と今で異なる、子どもの将棋環境。AI時代の普及法は?

 かつて、昭和の中盤辺りまでは三世帯家族が多く、どこの家にも将棋の盤と駒があったものです。男の子たちはそれを使って将棋崩し回り将棋ハサミ将棋などでよく遊びました。やがて父親や祖父、あるいは近所のお兄さんたちに「本将棋を教えようか」となどと言われて、いつの間にか将棋を覚えるのが普通でした。

 回り将棋で盤上ゲームの面白さを知り、ハサミ将棋で頭を使うゲームになじむというプロセスを経て、本物の将棋の面白さに目覚めるわけですが、現代ではこうした環境がありません。核家族のため祖父の影響は少なく、父親の世代はすでに将棋人口の比率がかなり低下しています。学年の離れた近所の子供同士が遊ぶこともなくなりました。子供たちは将棋に興味を持つ機会を奪われているのです。

 話はがらりと変わりますが、管理人は平成27年度から小学生の課外活動として、将棋指導のボランティアを始めました。小学3年生以上で、将棋はまったく初めてという子が多く、少し経験があるという子がそれに続きます。平均すれば月2回くらいの活動ですから、上達はかなりゆっくりしたものになります。それでも子供たちが目を輝かせて取り組むのを見ると、教えがいがあります。  

 
 勉強も遊びも電子化され、直接的な人間同士のつながりが希薄になりやすい現代では、昔のような自然に任せた将棋の普及は無理なのかもしれません。しかし、将棋はやはり指先で駒の感触を味わいながら、目の前で呼吸する表情豊かな人間と対戦してこそ、真の喜びが感じられるものですし、上達も早まります。AI(人工知能)時代における将棋普及は、人間味をどう取り戻していくかがカギを握るのではないでしょうか。

将棋いろいろ・コラム 【各ページの内容】

へぼ将棋王より飛車をかわいがり王手は言わないといけない?
 将棋で王手をかけたときは「王手」と言わないといけない。そう思いこんでいる方をたまに見かけます。もちろん、その必要はないのですが、そうした誤解が生まれたのには理由があります。…王手に限らず、二歩、二手指しなどもうっかりしがちです。実戦では常に注意する心がけが必要です。

将棋川柳は面白い/ヘボ将棋王より飛車を…
 「ヘボ将棋王より飛車をかわいがり」は初心者を皮肉った有名な川柳ですが、古川柳には将棋や囲碁を楽しむ庶民を観察した傑作川柳がたくさんあります。その中から面白い川柳を紹介し、解説や感想を述べています。

負けて覚える将棋かな―私の超ヘボ時代
 本サイトの管理人は小学校高学年で将棋を覚えて以来、二十代の初めまでひたすらヘボ将棋道を歩んで来ました。その節目節目に強い人に完膚なきまでに打ちのめされ、その都度、上達のきっかけをつかんできたのです。「負けて覚える手筋」など、いくつかの体験談が上達の参考になれば幸いです。

待ち駒は卑怯か?―終盤の将棋3格言
 「待ち駒をするのは卑怯(ひきょう)だ」と言う人を、今でもたまに見かけます。「王手は追う手」の格言がありますが、待ち駒が「縛り」という寄せのセオリーだということを、どうしたら納得させることができるでしょうか。他のゲームの例や、終盤の将棋3格言などを紹介しながら、丹念に説明しています。

歩三兵(上手・第1手目)歩三兵(上手二歩あり)の将棋
 歩三兵(ふさんびょう)とは、上手が裸の王様1枚に、歩を三枚だけ持って戦う究極のハンデ戦です。二歩が許される上手に勝つのは大変。初段でも知らない(?)歩三兵定跡を紹介しています。

駒落ちのルールと手合割、心がまえ
 実力差のある人同士の将棋対局では、駒落ち将棋が行われます。ここでは駒落ち将棋のルールや段級差による手合割などについて説明しています。その他、上手、下手の心がまえなども…

将棋のレーティング方式について
 チェスの方式を取り入れたレーティング将棋について、詳しく説明しています。レーティングの持ち点と段級の換算表や、点数増減の計算方法、計算早見表など。

好きな将棋の駒と性格、棋風
 好きな駒は人によって様々ですが、最強の飛車から、金、銀、桂、香まで、棋風や性格を表わしているようにも思われます。一流棋士はどんな理由でどんな駒が好きなのかも紹介。

将棋と囲碁/面白さと難しさの比較
 将棋と囲碁はどちらが面白いか、またどちらが難しいのか? 右脳にとっては将棋のほうが難しそうだが…。強くなるにつれて変わる両者の面白さと難しさについてのエッセイ。

負けると悔しい将棋。囲碁はクール
 将棋や囲碁は負けると悔しいものですが、強くなると勝ち負けに一喜一憂しなくなります。とはいえ、将棋は負けるとやっぱり悔しい。その点、囲碁はクールですが、それはなぜか?

駒の損得と点数化による形勢判断
 将棋の形勢判断の方法は4つありますが、序盤から中盤にかけては駒の損得が重要です。ここでは一流プロが駒を点数化したものを2方式提示し、いろいろな角度から考察しています。

将棋格言は役立つ?役立たない?
 将棋の格言は、初心者向けから有段者向けまで100種類以上ありますが、上達に役立つものから役立たないものまでいろいろです。序盤の格言は時代と共に変わりますが、手筋や終盤に関する格言は「永久不滅」です。

駒の使い方や手筋、寄せに関する格言
 たくさんある将棋格言の中から、将棋のセオリーや駒の使い方、手筋、寄せに関する代表的な格言を選び、解説しています。「三歩あったら継ぎ歩に垂れ歩」「戦いは歩の突き捨てから」など。

段級の目安/アマ最高峰は八段、スタートは10級?
 将棋の強さを表わす段と級の基準はアマの場合、最高峰が八段、将棋の駒の動かし方を完全に覚えて10級とされています。ここでは「アマ八段がどれほど強いのか?」「将棋の駒が正しく動かせれば本当に10級なのか?」について考察。併せて将棋アプリの最高位とスタート時の段級も紹介。


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