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詰将棋と必死問題で地力をつける

 

 将棋が強くなる方法としてよく言われるのが、「棋譜を並べる」「詰将棋を解く」の二つです。棋譜を並べるのはいくつかの戦法を知り、中終盤の力がついてきてからでないとあまり効果は望めませんが、やさしい詰将棋なら読みの力や直感力を養うのに最適です。詰将棋問題には次の2つのタイプがあります。

@手筋の発見や読みの訓練に適した問題
(3〜9手詰くらい)
A実戦と離れて、手筋や手順の妙、図形的な形などの芸術性を味わう、パズルとしての問題(7手詰〜十数手詰、あるいはそれ以上)

 @は手順が短いだけでなく、問題図が実戦でもあり得る形をしていることが多く、比較的実戦感覚で解ける問題になっていますから、詰めを読み切るトレーニングになります。

 一方、Aは同じ手数の問題でもひねった問題が多く、@よりもかなり難しいのが普通です。初段くらいまでは実戦的な3〜7手詰問題のほうが効果的でしょう。ただし、Aの「詰将棋作品」には、将棋の実戦を離れて、それ自体が芸術的なパズルとして独立した分野になっています。中にはプロもてこずる長手順の問題もあり、アマチュアの詰将棋作家も数多くいます。作品としての詰将棋を楽しむのは、有段者になってからその奥深さをじっくり味わうことができます。

詰将棋は「脳の筋トレ」。短手数の詰将棋を継続して解く

 詰将棋は終盤の力をつけるためと思われがちですが、必ずしもそうではありません。確かに即詰めがある場面でそれを読み切る力はつきます。でも、終盤はもっと前の局面、寄せに入る前から始まっているのです。

 寄せの考え方は、即詰めを読むのと違って複雑な思考が要求されます。それは、自分の王と相手の王のどちらが先に詰められるかという、速度計算の能力が要求されるからです。もちろん手筋も異なります。守りながら攻める、攻めながら守る、という考え方も必要になります。

 詰将棋はいわば「将棋脳」の筋肉トレーニングです。戦いが始まる直前から最後の詰めに至るまでの、読みと直観力を鍛えるものです。それをしたからといって、すぐに実戦に役立つものでもなければ、将棋が急に強くなるわけでもありません。それだけに、即効性のない詰将棋は、その難しさも手伝って真剣に取り組む人が少ないのが現状です。

 そこで提案するのは、半分くらいは解けそうな3〜5手詰くらいの問題に取り組むことです。1日5題とか10題というように決めて習慣化すれば、成果は比較的短期間に出てくるでしょう。一目でわかった問題以外はチェックを入れておいて、忘れた頃にもう一度チャレンジすれば、より効果的です。7手詰以上は5手詰がスイスイ解けるようになってから取り組みます。

必死問題には実戦的な効果が!

 終盤で、「次に王を詰めますよ」という手を「詰めろ」といいます。「必至」は詰めろをかけて、相手がどのように守っても詰んでしまう状態にすることをいいます。

 実戦では、自分の王が詰めろになっていなければ、相手を詰ます必要はなく、相手に詰めろをかければよいわけですが、さらに必死をかけることができればそこで勝負が決まります。

 必死をかける問題は、詰将棋と比べてかなり実戦的です。また、玉方のあらゆる守りに対して(といってもせいぜい3〜5通りですが)即詰めを読まなければなりません。とかく攻める側からの一方読みになりがちな詰将棋と比べて、より多角的な思考が要求されるわけです。7〜9手詰に慣れてきたら、詰将棋と共に必死問題にも取り組むと終盤力がつきます。


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