初段の壁を突破する、賢い将棋上達法
@実戦を多く指す
A強い人に教わる
B本やパソコンソフトなどで勉強する
の3つに集約されます。ここでは、入門者や初級・中級者が初段になるための上達法について、次のテーマに分けて紹介しています。
上達の王道は実戦。強くなる心得とは 環境で差がつく将棋上達速度 手筋で上達/駒を上手に使う |
好きな戦法、得意戦法を持つ 詰将棋と必至問題で地力をつける ※各ページの内容は下段へ |
ひと口に上達法といっても、それぞれの棋力によって、学ぶ内容や効果的な方法は異なります。ここに紹介する上達法は、アマ初段〜四段の方に、伸び悩んだ時期と急速に上達した時期の両面から、将棋への取り組み方や上達法を詳しく聞き取りをした上で、管理人自身の経験も加味してまとめたものです。実践すれば必ず大きな効果が得られると確信します。
入門者はまず、駒の使い方と、王の詰め方を覚える
駒の動かし方とルールを覚えてすぐに実戦をしても、最初は何をどうしたらよいかさっぱりわからないのが普通です。駒を正しく動かすのが精いっぱいで、自分の駒が取られることや、相手の駒が取れることに気がつかない、という状態がしばらく続きます。この段階を脱出するのには、実戦で目が慣れるしかありません。
次の段階は、いろいろな駒の特性を生かした使い方を覚えることです。これは実戦の中で自分より強い人が指した駒の使い方を自然に覚えるのと、本で読んだり教えてもらったりして覚える方法があります。
飛車角や金銀桂香、それに歩の使い方が少しずつ分かってきたら、今度はどのようにして王を詰めるのかを学ぶのが上達の早道です。将棋の最終目的は、相手の駒を取ることではなく、王を詰ますことですから、この段階では序盤の戦法のことはあまり気にすることはありません。大事なのは終盤、次に中盤だということを覚えておいてください。
ただし、王を囲うことは早い段階で知っておいたほうがよいでしょう。王を戦いの場から遠ざけ、金銀で守る形をつくってから、全面的な戦いに入るのが将棋のセオリーです。
上達のカギは実戦対局と勉強のバランス
将棋は実際に駒を手で動かして強くなるものです。その意味で実戦対局こそは早く上達するための最良の方法です。入門時は勉強よりも実戦を多くした方が効果的でしょう。そして強くなるにつれて、自分の弱点が分かってきますから、弱点を克服するための勉強をします。
中級くらいになったら、駒組みや戦法の勉強もある程度しておいたほうが、勝率は高まります。それと共にやさしい詰将棋を多く解き、直観力や読みの力をつけます。強くなるにつれて、勉強が面白くなってきますから、自分自身にテーマを課して、1〜2か月集中して勉強をするといっそう効果が得られるでしょう。
【各ページの内容】
上達の王道は実戦。強くなる心得
将棋が早く強くなるには、実戦経験を詰むことが一番です。勉強も大事ですが、特に初心者は将棋を指すことです。上達を早めるための実戦の心得を教えています。
環境で差がつく将棋上達速度
将棋が強くなるのは才能よりも環境です。身近にライバルや指導者がいればベストですが、そうした環境がなければ、将棋サークル(同好会)、将棋道場、ネット対局などの方法があります。
手筋で上達/駒を上手に使う
初心者が将棋を早く強くなるためには、終盤と中盤の力をつけること。そのためには駒を上手に使う手筋を覚えることが大事です。駒別の使い方から歩を使う複合手筋へと進みます。
好きな戦法、得意戦法を持つ
将棋で大事なのは終盤の力ですが、初段が近づくにつれて、序盤も重要になります。駒組みの第一歩は王の囲い方を知ること、そして得意戦法を持つことが上達への第二ステップです。
詰将棋と必至問題で地力をつける
一般に、将棋が強くなる方法として、「棋譜を並べる」「詰将棋を解く」の2つが推奨されます。でも、初段までは短手数のやさしい詰将棋を多く解き、必至問題にもなじむのがおすすめです。
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